カタバミの黄色の花は、晴れた日の午前中に咲き、夕方には花びらを閉じ、曇りや雨の時も開花しません。繁殖力が非常に強く根絶が難しいので、雑草扱いされる事もある身近な野草ですが、可愛らしくて私は好きです。
和名片喰(かたばみ)は、ハート形になっている葉が、一部が食べられて欠けているように見えることが命名の由来です。五弁の黄色い小さな花を付ける葉や茎にシュウ酸が含まれているところから、「酢漿草(かたばみ)」とも書かれます。道端や荒れ地、芝生等に生える多年草です。黄色の8ミリ程の小さな花は上向きに開き、茎は地面に這いつくばるように葉を広げて、節から根を出し草丈10㌢位です。熟した実は触ると、パチンとはじけてたくさんの種をはじき飛ばします。他には、ムラサキカタバミもあります。従来の黄色いカタバミより葉はずっと大きい帰化植物で花は淡虹色です。
カタバミの葉とクローバーの葉はよく似ていますが、両方とも茎を切り取り、葉を手のひらにのせて見比べてみました。じっくり観察すると、クローバーの葉には白い線がありますが、カタバミの葉には白い線はありません。実際に確かめて見て面白かったです。
かたばみや五弁の黄花かわいくて
カタバミ