「やっと咲いたよ。涼しそうな夏の花だね」私は、草むらの中に長い花茎を伸ばし、涼しげなブルーのアガパンサスの花を見つけました。周りに小さな株が育っていたので、鎌で草を刈り風通しを良くしてあげました。
アガパンサスの名は、ギリシャ語のアガペ(愛)とアントス(花)の二語の組み合わせで、ギリシャ神話中の逸話が由来です。別名ムラサキクンシュランとも言われます。草丈1㍍以上で、南アフリカ原産ですが、耐寒性は強くとても丈夫で育てやすいです。日当たりと水はけの良い場所を好みます。日陰でも育てられますが、花付きは悪いようです。厚みのある葉は力強さがあり、スコップで掘り上げると、地面に太い根を張っていました。艶のある紫、白、ピンク等の花は、さわやかな涼感がある宿根草です。
堀之内の友達はアガパンサスをたくさん育てています。涼しそうなのでみんな喜んでもらってくれたそうです。太い花茎は、しっかりして立ち姿が優雅なので、人気があったようです。切花としても、水揚げがよいので、さっそく玄関に丈長に活けてみました。切花として大いに利用したいです。
涼しげなアガパンサスは夏がすき