遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2021.10.20

アシタバ(セリ科) 第199章 2017年1月号

庭の隅に、竹のような太い茎のアシタバが上部で枝分かれしています。草丈1㍍前後です。茎先に淡黄緑色の小さな花が多数集まって、傘形になって咲いています。
和名明日葉は、今日、葉を摘んでも明日には芽が出るというのが由来です。試してみると、翌日には新芽は出ませんでしたが、それほど発育が速いということでしょう。日本の固有種で、別名ハチジョウゼリとも呼ばれています。茎や葉をちぎると、黄色い汁液が出ますが、これは無毒です。葉は厚く、柔らかでやや光沢があり、冬でも緑色をしている多年草です。若葉は、特有の香りがあり、やや苦みがあります。便秘防止や利尿、高血圧予防、食欲不振、疲労回復等の効果もあり、薬草として注目を集めています。近年、健康食品としても人気が高まっています。
平成元年、「富里生誕一00周年大島へ」の、記念行事がありました。当時、私は富里に勤務していました。8月27~29日、子供達と海を越えて、大島への船旅は楽しかったです。名物料理はアシタバで、天ぷら、ご飯の具、お浸し、和え物、汁の実等でした。その時の苗は、今も勢力旺盛で育っています。

明日葉の光に満ちてあちこちに

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