遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2024.10.01

イワダレソウ(クマツヅラ科) 第292章 2024年10月号

おととし、取香の友達からイワダレソウをたくさん頂いたので、大清水の友達にも分けてあげました。我が家のイワダレソウは、こまめに水やりをしていたので元気に育っています。先日、友達にあげたイワダレソウを見ると、畑の隅に畳1枚程に広がり驚きました。

和名岩垂草(いわだれそう)は、海岸の岩に垂れるように群生していることが命名の由来のようです。夏期は長く、花色は白、桃色、中間色等いろいろあります。海岸の砂浜や岩地に生える多年草で、茎は地面をはって節から根を出して群生します。茎に4枚の葉は対生しています。たくさんの葉の間に花をつけ、真ん中に紅紫色の小花が集まって1~2㌢程の球状の花が咲きます。葉のわきから10~20㎝程の花茎を伸ばし、土留めや雑草の繁殖力防止などを目的に植えられています。

他の友達の家では、駐車場の道路際に雑草が生い茂って困っていたので、繁殖させないようにイワダレソウを定期的に刈り込んでグランドカバーにしています。グランドカバーは、地面を覆う(カバーする)ように生育する植物です。増えすぎると手入れが大変になります。よく考えて植えた方が良いです。

 

秋近し衰え知らず岩垂草

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