猛暑の中、紅紫色のオイランソウが円錐花序をたくさんつけています。日当たりの良い場所では、白色、桃色と今を盛りに咲き誇っています。
和名花魁草は、花の香りが花魁の白粉に似て、艶やかに咲く様子を花魁の姿に見立てたのが由来です。花がキョウチクトウに似ているためクサキョウチクトウとか、園芸種も多いため宿根フロックスとも呼ばれています。北アメリカ原産の多年草で、草丈は1メートル程、直径2~3㌢の花をピラミット状につけます。風通しが悪いと、うどんこ病にかかりやすいです。花の盛りが終わる頃わき芽の上で切ると、この芽が伸びて2回花を咲かせます。さし芽でも殖やせ、切り花にもなります。多年草なので、地植えの時は枯れ茎を残しておくと次の年の目安になります。
千葉県の生涯大学校で園芸講座を受講しています。神崎町の会場では、いつも季節の花が生けてあります。「今週の花は、オイランソウだね。フロックスだね」と言いながら、みんな花に顔を近づけています。花を持ってくる人、それを生ける人、ウエルカムフラワ―に感謝しながら、私は園芸を学んでいます。
おいらん草朝の散歩に目につきし