10月に取香の友達からオキザリスの鉢植えを頂きました。「この前、安達さんから斑入りのヤブランをもらったでしょう。お礼ですよ」と笑いながら言っていました。
オキザリスの和名は「花片喰(はなかたばみ)」と呼び、南アフリカ原産のオキザリスにカタバミが似ていて、特に大きな花を咲かせることが由来のようですが、他に葉の一方が欠けている説もあるようです。一般にカタバミ属の外来種をオキザリスと呼んでいます。我が家のオキザリスはその中の一つで、花は5弁で淡い紅紫色で、葉は三つ葉の赤紫色で大きく、茎と葉にシュウ酸を含み酸味があります。茎は地面を這って、高さ10~25㌢程で、ハート型の葉の形と可憐な花が特徴の球根植物です。根茎を掘ってみると2㌢程の細長い球根で、日本各地の庭や道端に生える多年草です。
オキザリスは、朝晴れた日は花が咲き、曇りや雨の日、夜には閉じる花です。丈夫で育てやすい半面、繁殖力がとても強く、放っておくと増えすぎてしまうことがあります。その繁殖力から生態系を壊す恐れがあるため、環境省によって「要注意外来種」に指定されていますが、私はこの花が好きです。
オキザリス桃色淡く花開く