4年ほど前、成田さくら里の「一足早いさくらまつり」で、いただいたカワヅザクラの苗がやっと咲き出しました。我が家では、初めての孫娘の初節句に華を添えてくれました。人も木も自然界の生き物です。皆で大切に愛情を注いで育てたいと思います。
和名河津桜は、静岡県賀茂郡河津町の飯田勝美氏がカワヅザクラの苗を見つけ、河津町に原木があるのが由来です。昭和30年頃の2月のある日、河津川沿いの冬枯れの雑草の中で芽吹いているサクラの原木の苗木を見つけて、現在の地に植えたものです。カワヅザクラの特徴は、他の種類のサクラより早く咲いて、花が大きくピンク色が濃いです。寒い時期に咲くので満開を長く維持できます。河津桜まつりに2度ほど行きましたが、成田は河津より咲く時期が1ヶ月ほど遅れます。
平成15年に、「平成の花咲か爺さん」は、野毛平浅間の山林に「成田さくらの里」を立ち上げました。山長である平成の花咲か爺さんが野草園に来てくれました。「このカワヅザクラは、さくらの里からだね。剪定しなくちゃ」と、言いました。花神の如く楽しそうに野草園を飛び回って剪定していました。
早咲きの河津桜が風に舞う