3月になると、今まで黒一色だったコクリュウの葉の根もとが緑色に変わってきました。私はうれしくてカメラにバッチリ収めました。
和名黒龍は、葉の色が黒いリュウノヒゲが命名の由来です。リュウノヒゲと言う名前は、細くて長い葉がまるで竜のひげのように似ているからです。リュウノヒゲの一種で、光沢のある黒い葉が大きな特徴です。原産地は日本や東アジアで、草丈は20㌢位の宿根草です。コクリュウのような黒い葉は植物でも珍しく緑色が主になる庭の中でワンポイントとして大きな役割を果たしています。開花期は初夏から8月頃で、茎先端に小さな淡いピンクの花が咲きます。実は5ミリ程で葉と同じように真っ黒ですが、緑色のリュウノヒゲは青い実がつきます。黒という色はモダンな雰囲気で、和風だけでなく洋風な庭にも似合います。
10年程前、久住地区芝の友達にコクリュウを分けてあげました。1本が数本に増えたと喜んでいたので、「根もとの緑色の部分がとってもきれいなので見てね」と伝えました。日当たりや日陰でも、乾燥にも強いので植えっぱなしでも育ちます。鉢植えやプランターでも良いので、育てやすいコクリュウです。
黒龍や根もと緑に春うらら