日当たりの良い庭に出ると、コメツブツメクサが一面にびっしりと黄色い小さな花を咲かせています。学校の校庭や公園で、芝生の中に雑草としてよく見かけます。
和名米粒詰草は、シロツメクサに似ていますが、全体に小さく黄色い花穂を米粒に見立てたことに由来します。命名の由来を知ると、雑草と言われるただの草が、いっぺんに重みを増してくるから不思議です。別名キバナツメクサやコゴメツメクサとも言います。ヨーロッパから西アジア原産の帰化植物で、茎はよく枝分かれし、地面をはって広がります。3ミリ程の小さな花が20個ほど集まって、短い柄があり、花の後は茶色くなって下を向きます。先日、八街の友だちが、花好きの仲間3人と見学に訪れました。コメツブツメクサを通して、楽しくとても有意義な時間を過ごすことができました。
数日して1通のメールが届きました。「おはようございます。我が家の真ん前の空き地にコメツブツメクサがいっぱい咲いていました!黄色い小さな花の愛らしいこと。もう雑草などといいません。」新鮮な気持ちで何度も読み返しました。
夏風に米粒詰草からみあう