遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2022.01.24

サザンカ(ツバキ科) 第260章 2022年2月号

野草園には、白、ピンク、紅色のサザンカが咲いています。冬庭を彩る数少ない庭木です。ツバキ科の常緑広葉樹で、ツバキと良く似ていて、間違えられることの多い庭木です。
和名山茶花(さざんか)は、中国語でツバキ類を指します。サザンカの名は、山茶花の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものが由来と言われています。ツバキ科ツバキ属の一種で、日本の固有種です。基本的な性質は、ツバキに良く似た花ですが、葉は楕円形で互生し、ぎざぎざの鋸歯です。ツバキは花が落ちる時、花首から落ちますが、サザンカは花が終ると、一枚ずつばらばらになって散るのが特徴です。花の品種や種類でも異なりますが、一般的にサザンカの開花は早く、ツバキは遅く、ツバキの花は厚みがありますが、サザンカは、ツバキに比べて、平面的で薄いです。
大清水の友達の家では、白やピンクのサザンカを2㍍位の生け垣にして刈り込んでありました。他に庭木、盆栽等に人気があります。
♪さざんかさざんか咲いた道  たき火だたき火だ落ち葉だき~♪
と歌いながら小学一年生の孫娘とたき火をしました。

古き家垣根彩る山茶花や

サザンカ

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