野草園の竹林に、シイタケのほだ木(シイタケ菌を植えたもの)が並んでいます。美味しそうにふっくらと直径7㌢ほどのシイタケが生えています。自然栽培なので、ほだ木は天候に左右されます。雨が降ると水分を吸ってシイタケは一気に大きくなります。
和名椎茸は、シイノキなどに生えることが由来のようです。シイタケは原木作り、駒打ち、仮伏せ、本伏せを経て栽培されるのです。50年も前は、自分の山の木のシイ、ナラ、クヌギ、カシ等を切って使用していました。現在は原木を取り寄せ、種駒を春に植え付けると、菌が繁殖し翌秋にはシイタケが出ます。一定の量を収穫し終えると、4~5年で収穫量が激減し、廃材となります。技術開発や品種改良の変化で、作業がだいぶ楽になりました。収穫は、おもに春と秋です。
古くから日本料理や中華料理に欠かせないシイタケです。煮物、炒めもの、天ぷら、おつゆ、混ぜご飯と、どんな料理にも合います。そして、高血圧、動脈硬化症等にも有効と言われています。義父が好んだジンギスカン料理にはシイタケは最高です。子から孫へと受け継がれるシイタケ栽培です。
椎茸の榾木にぎわす竹ばやし