3月中旬、東屋の下の湿地でセイヨウサクラソウが咲き始めました。まだニホンサクラソウは芽が出たばかりです。頭上では梅の花も咲いています。三寒四温を繰り返し、やっと嬉しい春がやってきました。
和名西洋桜草は、日本のサクラソウに似た外来種であることが由来です。花期は1月から5月頃で毎年こぼれ種で咲きます。3年前に、プランターに植えっ放しで、こぼれ種から苗を移植して咲かせようとしましたが、8月の暑さ対策に失敗して枯らしてしまった苦い経験があります。去年の秋、久米野の友達から苗を頂きました。地植えにし、目印の篠棒を立て、楽しみに開花を観察しました。合弁花で、花弁は5つに深く裂け、裂けた先がまた2つに裂けている小さな花です。花の特徴は、輪状に咲き花の中心部は黄色です。園芸店でよく「サクラソウ」として売られている植物は、セイヨウサクラソウのことです。
先日、遠山小学校と遠山中学校の卒業式に出席しました。ステージ前に、子供たちや職員が卒業式に間に合うように育てたセイヨウサクラソウが並んでいました。白、赤、桃と小さな花たちが競って咲き誇っていました。
野辺に咲く人目につきし桜草