「ああ寒い。こんな中でも咲いているよ」安達ヶ原に行く途中、ピンクのセイヨウサクラソウの入ったプランターが置いてあります。暖かい場所では、地植えにもしています。
和名西洋桜草は、サクラの花に似た花を咲かせる草が命名の由来のようです。花期は、12月から4月頃で、冬枯れの景色に鮮やかな花色で、春まで咲いています。主に、ヨーロッパで品種改良されたセイヨウサクラソウです。しかし、一般にはサクラソウで通っています。冬の寒さには耐えられますが、夏の暑さや湿気には弱いのです。6月頃に、自然と種が落ち、夏には、半日陰で涼しく管理します。秋には、苗をポットに移し替えます。そして、ある程度株が大きくなったら、植木鉢やプランターに植え替えるのです。
2月中旬、遠山中学校に行った時、日当りの良い校舎の前のプランターにサクラソウが並んでいました。卒業式での出番を待っているようです。毎年、遠山小・中学校の卒業式でのサクラソウは立派に咲き誇り、私は楽しみにしています。暑さや霜から守られ、大事に育てられたサクラソウが、晴れの卒業を祝っています。
連翹の小径あふれる花明り