安達ヶ原へ向かう途中、冬枯れの中にツルウメモドキの赤い実が目につきます。15年程前、成田市生涯大学院の学園祭で頑張った5人にツルウメモドキのリースを作ってプレゼントしたことを思い出しました。
和名蔓梅擬(つるうめもどき)は、つる性でウメモドキに似た木で赤い実をつけるところが命名の由来です。別名ツルモドキとも言われます。山野に生えるつる性の落葉低木で、葉は早くに落ちるので残った実が目立ちます。実は熟すと殻が3つに裂けて、中から赤色の種子が現れます。茎は左巻きで、他の物に巻きつくので盆栽や生け花の花材に利用されます。下方の友達の家の2本のツルウメモドキの赤い実は、野鳥たちが食べて一つも残っていませんでした。冬の食べ物の少ない時期なので鳥たちのご馳走ですが、私たち人間は食べられません。
一月下旬、ツルウメモドキの樹形を整えるため伸びすぎた枝などを剪定しました。1年間で2メートルも蔓が伸びるので、すぐそばのツバキの木に4メートルも絡んでいた蔓を脚立に上ってつる切りをしました。ツバキの木は風通しが良くなってすっきりしたので、とっても嬉しそうでした。
赤い実で彩り添える蔓もどき