遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2021.10.14

ヒヤシンス(ユリ科) 250章 2021年4月号

2月中旬、たぬき塚の斜面に4㌢程の小さなヒヤシンスを見つけました。その中に2㌢位の青紫色の花がありました。嬉しくて斜面に寝転んで眺めていました。
ヒヤシンスは、学名のヒヤキントスからの転訛(てんか)で、ギリシャ神話の美少年ヒヤキントスに由来します。別名はニシキユリです。ヨーロッパ原産で、日本には江戸時代末期に渡来し、観賞用に栽培されました。ヒヤシンスは長さ20~30㌢のスイセンに似た中心から太い花茎を伸ばし、下から順に多数の花を咲かせ春の甘い香りの多年草です。秋植え春咲きの代表的球根草花で、水栽培にも適しています。25年程前に球根を地植えにし、特に水やりや肥料はしませんが良く育っています。ヒヤシンスは一度植えたら、基本的には植え替えは不要のようです。
下方の友達は、ヒヤシンスを花壇や鉢植えで育てています。花は青紫色が基本のようでしたが、鉢植えの花は、白、黄、紅、桃色等輝いているその色は、みんな違ってとても新鮮でびっくりしました。茎が短く、葉はすべて根生(こんせい)するので切り花には適しません。水栽培にすると、花が見事に咲きます。

たぬき塚待ちわび咲いてヒヤシンス

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