門を入ると赤いポストの隣に、白い可愛いボタンヅルの花が咲いています。枯れ竹にからまりながらつるを伸ばして、花後、羽毛状の花柱が残ります。台風に倒れないように支柱をしっかり立ててあります。
和名牡丹蔓は、つる性で葉が牡丹に似ていることが由来です。花は白色の4弁花に見えますが、花弁はなく、がく片4個が十字形に開き目立ちます。雄しべと雌しべが、花の中央に集合しています。高さ3㍍位の落葉つる性低木です。ボタンヅルとセンニンソウはキンポウゲ科センニンそう属で花の形はよく似ています。見分けのポイントは、ボタンヅルは、葉に切れ込みがあり、3出複葉(1枚の葉が3枚の小葉に分かれる)で、茎は木質化しています。センニンソウは切れ込みがなく木質化していません。
平成24年5月22日、並木町の知らないおじさんが、突然ボタンヅルの苗を持参してくれました。どんな花かと想像していましたが、昨年も、草刈り機で切ってしまい残念でした。
今年、やっと咲き嬉しくて「ヤッター」と叫んでしまいました。花を見ると、その花を頂いた人の優しさが伝わってきます。
枯れ竹に花火のごとし牡丹蔓