「わぁ、大きいサクラだね。枝を切らなければ吉高のヤマザクラより立派で素敵だ!」
「作業場の方まで伸びたから、切ったのよ」と、塚の裾野のサクラを見ながら、大山の友達3人と笑いながら話しました。
和名山桜は、「山に咲く桜」であるためヤマザクラと命名されました。バラ科の落葉高木で、日本の国花となっています。日本のサクラの原種の一つであるヤマザクラは、多くの和歌に詠まれ、古くはサクラと言えば、ヤマザクラのことを指していました。樹皮は紫褐色で横に長い皮目が目立ちます。葉は長楕円形で長さ10㌢位、花は数個ずつ房状につき、赤褐色の新葉が開くと同時に咲きます。花弁は白に近いピンクの5弁で、雌しべは1本、雄しべは多数で、後に紫黒色の果実をつけます。花は桜茶、若葉は桜餅に利用します。
4月9日小雨の中、平成の花咲か爺さんが、家のサクラを見に来てくれました。「これは大木のヤマザクラだ。樹齢150年位で、自然に生えているので、植えたものはかなわないよ」と言いながら、『小菅の山桜』と命名して下さいました。元号も変わり、令和のヤマザクラとして長く咲き誇って欲しいです。
塚の上令和元年山桜
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