家の東側に高さ30㍍もあるユリノキは、我が家のシンボルツリーです。とても早く伸びる高木で、80年位前に、明治生まれの義父が旧御料牧場にあった苗木を植栽したそうです。 和名百合の木は、花の形をユリの花にたとえたことに由来します。またチューリップに似た花形から、英名ではチューリップツリーと呼ばれています。別名ハンテンボクと言われ、葉の形が羽織と半纏(はんてん)に似ているので名付けられたそうです。北アメリカ原産で、明治初期に日本に渡来した落葉高木です。開花期間は、5月の連休頃から20日間と長く、湯飲み茶碗ほどに大きい花です。花びらは淡緑色の下部に、広く濃いオレンジ色の帯をしめ、美しくアクセントになっています。茂った葉の間に咲くので気づきにくいです。八千代市ゆりのき台の街路樹にもなっています。昭和52年、成田史談第22号に義父は、『旧御料牧場の樹木点描』と題し「ゆりの木」のことを書いています。三里塚御料牧場の場長官舎前に目廻り1m以上の大木があった。この木は明治の初めアメリカより渡来、当時東京目黒区に農商務省の林業試験場に移植、観賞用街路樹用として栽植・・・・・・ (以下省略)
百合の木や五月の空に凛と咲く
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