3月下旬、何だか無性にタラの芽の天ぷらが食べたくなり野草園を探し回りました。昔は塚の近くにタラノキが生えていたが、何度も乱獲したので枯れてしまいました。日当たりの良い荒れ地に数本見つけたので、うれしくてタラの芽の写真を撮り続けています。
和名楤木(たらのき)は、刺を指す古語「タラ」に由来のようです。別名は「タランボウ」、「オニノカナボウ」、「トリトマラズ」とも呼ばれ、全体に刺があるのが特徴です。タラの芽は、タラノキというウコギ科の落葉低木の新芽のことです。芽を全部積んでしまうと枯れてしまうので、採集するのは一番芽だけにし、乱獲は死活問題です。若芽は山菜として天ぷら、素揚げ、和え物等にします。独特のほろ苦さ、風味は春の味のようです。山菜の王者でもある「たらの芽」は、春の季語でもあります。
タラの芽は、この時期にしか食べられない貴重な食材です。苞と呼ぶ外皮をはぎとって料理します。4月中旬頃になると、芽が膨らんで5㌢位になると天ぷらにします。塩を振りかけ食すと美味です。また、花期は8月頃で、茎の頂に小さな白い花が大形の円錐状に固まって咲くのも、楽しみの一つです。
冬らの芽は山菜王者天ぷらで
タラノメ